あよあのたす

書き散らし

2016年09月の日記

まだ9/31
 映像作品はあまり観ないのだが、動画無料クーポンがあったので、


・黒沢清監督『アカルイミライ』
 (主題歌:THE BACK HORN、主演:オダギリジョー)

・豊田利晃監督『ポルノスター』
 (音楽:dip、主演:千原ジュニア)


 を今更観た。

 割りとウットリしたい気持ちで観たんだけど伝わって来たのは東京の泥臭さ。後者は血腥いアングラ感もあったね。
 後者がカタギじゃない世界だとしたら、前者は強いて言えば「半グレ」的になるんだろうか。どっちも暗い。後者の千原ジュニア演じる主役は何考えたんだろう。


 飲酒してたら映画の途中で寝てしまって、目覚めたら深夜3時半だったので日付は間を取って9/31。
2016年09月31日(土)   No.119 (雑記)

 シュティルナーの、何モノにも強要されない「エゴイストとしての愛」だが、自分の行いとして実践するのは難しくない。例えば、好きな相手が美味そうに食う顔を見たいがために貯金箱の全額を使い果たした。余は満足じゃ。
 自らの利害関心に則った、誠にエゴイスト的に正しい(?)行いである。自分でそう感じていれば好いのだ。

 されど、「エゴイスト的に愛される」ことはどうか。「連合」の概念とも深く関わるが、これは中々難しい。相手の愛が相手のエゴイスムに適っているかなど、こちらの自己意識にとっては知る由もないからだ。表情などから窺い知れる情報はあるが、最終的に判断するのは、相手の自我以外の誰でも有り得ないのである。
 表面的に貪欲な言動、例えば世に云う「ヤンデレ」風の激烈な行動は、成程一目で手前勝手な利己心に満ち満ちているのが解り、安易に「エゴイスト的」と呼べそうにも思える。しかし寧ろ相手は自らの利害関心に適うかどうかなど一々念頭に置こうとはすることの出来ない、寧ろ狂信者的な自己忘却とさえ言える典型ではないか。悲惨な末路に向かう自暴自棄な言動だったということさえ有り得る。
 しかしそんなものは可能性に過ぎない。勿論それで本人が満足を得ているならそれでいい。「意識の高い」エゴイスムは或る種の冷徹さを必要とするが、そうは言うものの利益など結局結果論だ。未来が来た時に「移ろいゆく私」が今とは異なる価値判断を行うこともあるだろう。
 飲んでも飲まれるなとは言うが、好きで飲まれているというならそうすれば好いと、誰かも言っていた。

 しかし、どんな形であれ、誰かの利己心が「愛」を実らせたと言うなら、それはおめでたい話ではあるまいか?
2016年09月25日(日)   No.118 (雑記)

ぶりーどうぃざうちゅべいべ ぶりーどうぃざうちゅべいべ
 あまりにも身体がだるいので、今日はThe Warlocksのヨーロッパツアーの模様をYoutubeにて拝見。

 む、新作発売ツアーなのに珍しい旧曲を演っているではないか。「It's Just Like Surgery」や「Come Save Us」だけではなく「We Need Starpower」や「Bleed Without You Babe」まで……。何と、『Surgery』収録の、しかも中でも特に濃い2曲じゃないか。

 ヨーロッパ各都市のサイケデリック・リスナーめ。心底羨ましいぞ、こん畜生。 こんなサイコーにカッコイイロックンロールを長年忘却しやがって、この国の音楽関係者は何をしとるんだ?
2016年09月25日(日)   No.117 (雑記)

ヘボイド
>類破瓜病 heboidoprenia (E), Heboidophrenie (D) [Kahlbaum KL 1890]
http://kokoro.squares.net/?p=5331
これ初めて知った言葉だ。19世紀末の概念なんだ。
「単純型、人格異常、境界性パーソナリティ障害などと関連」があるんだと。

T先生からKatatonieの語は現代思想と絡めて教わったが(質問した自分が聞きたかったのはそれではなかったと思うが)、一方、破瓜病はHebephrenieか。-oidだから「〜のようなもの」「〜もどき」、精神医学だと「〜病質」に近いニュアンスで「類」と訳しているのだろう。


カールバウム/ヘッカー → クレペリン → ブロイラーという順序か。精神医学の知識を詰め込んでいる当分余裕はないけどこれも学びだね。
http://www.actioforma.net/kokikawa/clinical_seisin.html#カールバウム
2016年09月18日(日)   No.115 (メモ)

反芸術・反表現
ダダアートコンペティションを巡る一連の騒動が面白かったです。
界隈に面白がられたのか外野の自分のツイートまでトゥギャられてますが。


こういう「否定性」は常に「騒動」「事態」「現象」の形で発生するのだろうか。舞台上ではなく、舞台の基盤そのものが震撼するわけだ。


しかしアナキズムもそうだが、迂闊にダダとか名乗るもんじゃないね。
身の程をわきまえて自己記述せねば。たとい歴史を知っていても俺には反芸術なんて荷が重い。きっと5年前のカオスラ騒動みたいになっちゃうね。


散々面白がっておいて何だが、反動的にも俺は半分19世紀人類であるが故に、未だExpresionissmusにすら達していないことを自覚しておきたい。ならば俺の歩んでゆく道はBohemien的な道なのか、それは解らないけれどね。


やれることをやるしかないさ。
2016年09月17日(土)   No.116 (雑記)

「マッハ・エゴ」
「マッハ・エゴ」…思いついた単語、意味は不明
2016年09月15日(木)   No.114 (メモ)

CD届いた
 昨日やっとThe Warlocksの『Songs From Pale Eclipse』のCDが届いた。日本のショップは遅ぇなとは思うが、どうしても楽天ポイント使いたかったという俺の利害関心があったんだからしょうがない。

 写真が6人になっていたので、メンバー編成が気になっていたのだが、Bobby Hecksher、John Christian Rees、Christopher DiPino、George Serrano、Earl V. Millerという前作からの最強の5人に加えて、12弦ギターを演奏するらしいCorey Lee Granet、更にもう一人のドラマーとしてJosh Garzaの名前がクレジットされている。

 LIVEでは今どっちが叩いてるんだろうか。サージェリーの頃みたいにツインドラムでやってるわけじゃないっぽいし、写真とか観た感じ今はJoshか?ツアー動画がアップロードされるのを待つか。
 はー、スイスとかドイツとかフランスに住んでる奴はいいよな。毎年会えるし。
2016年09月10日(土)   No.113 (雑記)

Cool Fan Video
"Only you" Fan Video


CDまだ届かねえ。
2016年09月08日(木)   No.112 (雑記)

無題
 午後はくたびれていたのに、何故か今全身に血が滾り力が漲る感じで、聴く曲がバックホーンの「ひょうひょうと」「ゲーム」「戦う君よ」「光の結晶」「真夜中のライオン」「サニー」「アカイヤミ」「ディナー」などになっている。
2016年09月07日(水)   No.111 (雑記)

応募
 文章のページにザ・ウォーロックスの新作レビューをアップロードした。もしかすると日本語圏のインターネットでは最速かもしれない。

 元々レビューを書くつもりではいたんだが、こんなに急になるとは思わなかった。
 というのも、文中にもある通り、国内の某ショップがCD(まだ発送準備中)を発売日に発送してくれないので、Bandcampで聴いたわけだ。すると勝手に手が動いていた。

 変に力を入れて(入れ過ぎでは?とも思うが)書いてしまったため、「寄稿先とかないか?」と思っていたところ、天下のロッキング・オンが「音楽文」なる賞金付きの企画をやっていたので推敲しまくって応募した。
 字数制限もテーマもなく、余所で掲載された文章でもOKということで、新作レビューという「ひと仕事」のつもりで送ってやった。

 執筆に掛けた時間はたった2日間である。しかも聴いてからすぐに。だってよく見たら〆切が書き始めの翌日(9/5)だったんだもん。
 見た感じ、こんなニッチな文章を掲載してくれるかはアヤシイのだが、文中にある通り、仮に通ったら結果的に「一石を投じる」ことにはなるだろうから、挑戦状のつもりで投げてやることに意義はあるだろう(国内の雑誌は当該アルバムをレビューするだろうか?)。
 しかし、だいぶ衝動に駆られた文体であるよなあとは思う。CDが手元にあった状態で、もうちょっと落ち着いた状態で書けていたら全体の構成などをじっくり練って、また別物になっただろうが、まあしょうがない。文章というのも一種の作品なのだ。その時々の自己のありようというのが反映されてしまう。

 まあ、天下のロッキング・オンは多少お熱な文章でも嫌がりはしないだろうし、後日あまりに作品や自分にとって疎遠と思えるようなことがあれば、補記みたいな感じで自己批判(という名の言い訳がましいセルフフォロー)をするのもいいだろう。付け足したい情報もあるしね。
 とはいえ、大真面目に書いたものなので、文章自体は別に独立して読まれても問題ないんじゃい、という心構えは大切である。


 いずれにせよ、ゴタゴタして今日の俺は疲れている。寝るぞ、もう。

 そうそう、そのウォーロックスがツアー中に参加するベルリンのイベントの主催レーベルである「8MM MUSIK」のBandcampからJack NovemberというSSWのミニアルバムを買ったところ、8MMのロゴ入りステッカーと缶バッヂが付いてきたぞ。嬉しいね。ドイツの音楽も研究していきたいね。その前にドイツ語だ。
2016年09月06日(火)   No.110 (雑記)

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2016年09月31日(土)
まだ9/31
2016年09月25日(日)

ぶりーどうぃざうちゅべいべ ぶりーどうぃざうちゅべいべ
2016年09月18日(日)
ヘボイド
2016年09月17日(土)
反芸術・反表現
2016年09月15日(木)
「マッハ・エゴ」
2016年09月10日(土)
CD届いた
2016年09月08日(木)
Cool Fan Video
2016年09月07日(水)
無題
2016年09月06日(火)
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